年収が低い会社ランキング2019【最新版上位20社】

上位20にサービス業8社がランクイン

 1位は警備事業のトスネットで、平均年収は260万円。「年収が高い会社ランキング」1位のキーエンス(2110万円)と比較すると1割強の水準で、上場企業全体の平均値(619.5万円)の半分にも届かなかった。

 トスネットと同じサービス業に分類される8社が、ワースト20にランクインしている。サービス業は、業種別で最も数が多かった。

 3位のプレステージ・インターナショナル(278万円)、5位の光ハイツ・ヴェラス(302万円)、7位の日本パレットプール(314万円)、10位の日本PCサービス(322万円)、12位のピーエイ(330万円)、15位のベストワンドットコム(333万円)、20位の共栄セキュリティーサービス(338万円)が該当する。

 小売業は3社が入った。4位のショクブンは296万円、8位の井筒屋は319万円、11位のかんなん丸は328万円だった。

 一般的には、サービス業や小売業は労働集約的な産業で、日本は欧米の同業と比べて生産性が低いとされる。中小企業の比率も高く、年収が金融やメーカーとの比較で見劣りするため、人手不足が深刻化する中、人材確保に苦労している会社が多い。

1位は警備事業のトスネットで、平均年収は260万円。「年収が高い会社ランキング」1位のキーエンス(2110万円)と比較すると1割強の水準で、上場企業全体の平均値(619.5万円)の半分にも届かなかった。

トスネットと同じサービス業に分類される8社が、ワースト20にランクインしている。サービス業は、業種別で最も数が多かった。

3位のプレステージ・インターナショナル(278万円)、5位の光ハイツ・ヴェラス(302万円)、7位の日本パレットプール(314万円)、10位の日本PCサービス(322万円)、12位のピーエイ(330万円)、15位のベストワンドットコム(333万円)、20位の共栄セキュリティーサービス(338万円)が該当する。

小売業は3社が入った。4位のショクブンは296万円、8位の井筒屋は319万円、11位のかんなん丸は328万円だった。

一般的には、サービス業や小売業は労働集約的な産業で、日本は欧米の同業と比べて生産性が低いとされる。中小企業の比率も高く、年収が金融やメーカーとの比較で見劣りするため、人手不足が深刻化する中、人材確保に苦労している会社が多い。...

一世を風靡したサマンサタバサは年収304万円

 前回も確認したが、平均年収を見る際には平均年齢に注意することが大事だった。年功序列を背景に、年齢が高いほど年収も高くなる傾向があるからだ。

 上位20の平均年齢をチェックすると、30歳未満の若い会社は、6位のサマンサタバサジャパンリミテッド(平均年齢27.9歳、平均年収304万円)と、ベストワンドットコム(28.6歳)の2社だった。

 ベストワンは昨年4月に上場したばかりである。クルーズ予約サイトの運営を手掛けており、業績は伸びている。年収が低い要因は、平均年齢の影響が大きそうだ。

 一方、人気モデルのエビちゃん(蛯原友里さん)など国内外の有名人を多数起用することで、若い女性を中心に爆発的に人気になったサマンサタバサ。だが、定番化せずにブームが去ってしまった。同社は2019年2月期まで3期連続の最終赤字に陥っており、年収もここ数年下落傾向にある。

 上位20の中には、サマンサタバサ同様、経営不振の会社が目立った。年収が330万円で14位の倉元製作所は、赤字続きで債務超過に陥っている。17位の倉庫精練(336万円)も業績不振にあえぐ。純損益はここ数年、赤字基調だ。

地方の会社が上位20の半数を占める

 上位20社のうち、首都圏(1都3県)と愛知県、大阪府以外に本社がある地方の会社が半数を占めた(所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ)。この背景には、首都圏などに比べ景況感が悪いことや、地価や物価の安さがあるだろう。

 宮城県はトスネット、倉元製作所のほか、9位の山大(320万円)がランクイン。石川県は14位の北日本紡績(331万円)と倉庫精練の2社が入った。

 2位のアクシーズ(267万円)は鹿児島県、16位の日本製麻(334万円)は兵庫県、18位の秋川牧園(336万円)は山口県、光ハイツ・ヴェラスは北海道、井筒屋は福岡県にそれぞれ本社がある。



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